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PIGNOTE

2026.05.26

【マーケ担当1〜2名の企業必見】広告・SEO・SNSで成果を出すための、施策の優先順位の付け方

マーケ専任が1〜2名で広告・SEO・SNSを兼任している企業では、複数の施策を同時進行させるほど成果が出にくくなるという状況に陥りやすくありませんか?

施策の数を増やすことより、優先順位を正しく整理することの方が重要です。

この記事では、少人数マーケ体制に共通する失敗パターンと、施策の優先順位を決める具体的な判断軸を解説します。

少人数マーケ担当が陥りやすい3つの失敗パターン

少人数のマーケ体制では、「施策を増やすほど成果が出なくなる」という状況が起きやすいです。よくある失敗パターンは、大きく3つに整理できます。

パターン① 施策の同時並行で改善サイクルが回らない

広告・SEO・SNSを並行して進めると、それぞれに使えるリソースが分散します。

広告であれば「配信→結果確認→仮説立案→クリエイティブ修正→再検証」というPDCAサイクルを高速で回すことが成果につながります。これを週次で回すには一定の工数が必要で、SNSやSEOを並行させると各施策の改善サイクルが「月に1回」「気が向いたとき」になってしまいます。

施策が動いているように見えて、実態は止まっている状態です。

パターン② KPIが活動量指標になってしまっている

マーケティングのKPIは、問い合わせ数・資料請求数・売上といった成果指標であるべきで、活動量はその手段に過ぎません。日々の作業に追われるうちに「活動することが目的」にすり替わりやすいのが、少人数体制の落とし穴です。

パターン③ 代理店に丸投げして社内に判断基準が溜まらない

外部の代理店に広告運用をアウトソースすること自体は合理的です。しかし「数字の報告を受けるだけ」という関係になると、社内には「なぜその施策を選ぶのか」という判断基準が蓄積されません。代理店とのやり取りの中で「なぜこの施策なのか」を理解しながら進められる関係性を持てるかどうかが重要です。

施策を絞ることの重要性

施策は実施するだけでは成果につながりません。仮説を立て、実行し、結果を見て、改善する——このサイクルを高速で回し続けることで初めて成果が出ます。3つの施策を同時に進めれば、1つの施策にかけられる改善サイクルの速度は単純に3分の1になります。施策を絞ることは「やらない」ことではなく、「今やるべきことを正しく選ぶ」ことです。

優先順位を決める4つの判断軸

複数の施策の中から「今どれに集中すべきか」を判断するための軸は、以下の4つで整理できます。

判断軸① 今のフェーズは「認知拡大」か「刈り取り」か

まずは自社の現在のフェーズを考えてみましょう。

  • 認知拡大フェーズ:ターゲットに直接リーチできる広告が効きやすい
  • 刈り取りフェーズ:リスティング広告やSEOが効果的

判断軸② 顧客の検討期間はどれくらいか

自社の顧客となりうるユーザーには、どれくらいの検討期間が必要ですか?
期間に応じて最適な打ち手も変わります。

検討期間向いている施策理由
短い広告(リスティング・SNS広告)「今すぐ」の需要を捕まえられる
長いSEO・コンテンツマーケティング情報収集する場所に存在できる

判断軸③ 社内にどのリソースがあるか

やりたいことはあっても、社内にリソースが足りず施策が進まないというのはよくある話です。
自社はどれに当てはまるか以下を参考にしてみてください。

  • ライティングスキルを持つ人がいる → SEO・コンテンツ強化が現実的
  • クリエイティブ制作のリソースがある → SNS広告・ディスプレイ広告が効きやすい
  • 広告の数値管理・分析ができる人がいる → 運用型広告のPDCAを自社で回せる

判断軸④ 成果が出るまでの時間軸

マーケティングの施策は、即効性のあるものと効果が出るまでにある程度の時間を要するものがあります。

施策効果が出始める目安特徴
リスティング広告数日〜数週間即効性が高いが予算が止まると流入も止まる
SNS広告数日〜数週間ターゲティング精度が高い
SEO3〜6ヶ月蓄積すると中長期的な資産になる
SNSオーガニック数ヶ月〜1年以上フォロワー獲得に時間がかかる

広告・SEO・SNSの向き・不向き

自社のマーケティング施策の優先順位は見えてきたでしょうか?

続いては実際に、各施策が向いているケースと向いていないケースを見ていきましょう。

広告(リスティング・SNS広告・ディスプレイ)

向いているケース:今すぐ集客効果を出したい/新規事業のニーズ検証をしたい/特定ターゲットに絞ってアプローチしたい

向いていないケース:予算が極端に少ない/検索需要そのものがない/長期的なブランド資産として積み上げたい

SEO・コンテンツマーケティング

向いているケース:検討期間が長く情報収集ニーズが高い商材/中長期で継続的な流入を作りたい/専門性・信頼性を発信することが重要

向いていないケース:数週間以内に成果が必要/競合が強固なSEO基盤を持つ領域/記事作成のリソースが確保できない

SNS(オーガニック運用)

向いているケース:既存顧客・ファンとの関係維持・強化/ブランドの世界観を伝えたい/拡散性の高いコンテンツを持っている

向いていないケース:短期での購買獲得が目的/投稿作成のリソースを継続して確保できない/成果指標がフォロワー数のみになりがち

PIGNUS事例:新規事業の立ち上げで「広告集中」を選択した結果

この優先順位の考え方が成果につながった事例として、株式会社しまうまプリントの新規事業「しまうまプラス」があります。2024年8月のリリース直後は広告経由の売上はゼロからのスタートでした。

新規事業の立ち上げ期(認知拡大フェーズ)であること、即決購買が起きやすいtoC商材であること、スピード感を最優先すべきタイミングであること——これらの判断軸がすべて「まず広告」を示していました。

PIGNUSとともに広告戦略・メディア選定・クリエイティブとLPを通したユーザーコミュニケーションの改善を重ねた結果、ローンチ初年度と翌年の広告経由売上を比較すると売上件数は約24倍、売上金額は約34倍に拡大。年間の事業目標に対しても達成率297%を記録しました。CPAもローンチ初月から1年で最大約1/7にまで圧縮されています。

【株式会社しまうまプリント】導入事例はこちら

外部パートナーを活用すべきタイミング

パートナー選びで重要なのは、「実行を任せる代理店を探す」ことではなく、「戦略の整理から一緒に考えられる相手を探す」ことです。しまうまプリントの担当者がPIGNUSを評価した理由の一つも、「業界への深い知見を持ち、コミュニケーションに引っ掛かりがなく、目線が合う」という点でした。

まとめ

少人数マーケ体制で成果を出すためには、施策の数より優先順位の整理が重要です。複数の施策を同時進行させると改善サイクルが遅くなるため、「事業フェーズ」「検討期間」「社内リソース」「時間軸」の4つの判断軸をもとに、今集中すべき施策を絞ることが基本となります。

KPIも活動量ではなく問い合わせ数・CV数といった成果指標で設定し直すことで、施策の貢献度が正しく見えてきます。外部パートナーを活用する際も、実行を任せるだけでなく戦略の整理から一緒に考えられる相手かどうかを重視することが、長期的な成果につながります。

よくある質問(FAQ)

Q. 広告とSEOはどちらを先に始めるべきですか?

短期での成果が必要な場合は広告を優先するのが基本です。中長期でのオーガニック流入を育てたい場合はSEOを並行させますが、記事作成のリソース確保が前提になります。

Q. SNSは少人数体制でも続けるべきですか?

「続けること」が目的になっている場合は、一度立ち止まって効果を検証することをおすすめします。集客・CV獲得を主目的とする場合は、広告やSEOの方が効率的なケースが多いです。

Q. 施策の優先順位はどのくらいの頻度で見直すべきですか?

最低でも四半期に一回は見直すことをおすすめします。固定した施策を惰性で続けるのではなく、定期的に「今もこの施策が最優先か」を問い直す習慣が重要です。

監修者

Vice President of Search Marketing

坪昌史

1983年生まれ。筑波大学出身。
株式会社サイバーエージェントでSEOのR&D機関の立ち上げにエンジニアとして関わったのち、株式会社リクルートにて全社SEOの技術責任者として約5年間、様々なサービスのリニューアルやSEOの数値改善を行う。2017年に株式会社ヒトノテを立ち上げ、SEOを中心としたWEBマーケティング支援に従事。2024年10月にPIGNUSに入社。趣味はゴルフ、ダーツ。ダーツはプロ資格を取るべく奮闘中。

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