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PIGNOTE

2026.05.25

Search Analytics for Sheetsの使い方|サーチコンソールのデータをスプレッドシートで取得・分析する方法

SEO

今やSEOを実行するマーケターにとって欠かせないツールとなったGoogle Search Console(サーチコンソール)。Googleからのアラートやエラーページの対処など、使い道は様々ですが、中でもよく使われる機能の1つが「検索パフォーマンス」です。

検索パフォーマンスでは、Google検索で自社サイトがどんなクエリで検索された時に何位に位置し、何回表示され、何回クリックされたかが計測できます。サイトの改善活動に必要な多くのデータを取得できる一方、上位1,000件までしかデータを確認できないという制限があります。

規模の大きいサイトでは数万件〜数十万件のクエリが計測されることもあり、1,000件だけでは分析対象として不十分です。

この記事では、そんな不便さを解消する方法として、Googleスプレッドシートのアドオン「Search Analytics for Sheets」を使ったデータ取得・分析方法を解説します。

Search Analytics for Sheetsとは

「Search Analytics for Sheets」は、Google Search ConsoleのAPIに接続し、スプレッドシート上でデータを取得・分析できるGoogleスプレッドシート用の無料アドオンです。

APIというと開発経験が必要なイメージがありますが、このアドオンを使えばプログラミングの知識がなくても、マウス操作だけで全件データを取得できます。

できること

・検索パフォーマンスデータの全件取得(1,000件制限を突破)
・クエリ別・ページ別・デバイス別など条件を自由に指定
・スプレッドシート上でそのまま集計・分析・グラフ化

Search Analytics for Sheetsのインストール方法

インストールの手順を確認しておきましょう。

  1. Googleスプレッドシート(https://docs.google.com/spreadsheets/)にアクセスし、新規スプレッドシートを作成
  2. 上部メニューの「拡張機能」→「アドオン」→「アドオンを取得」を選択
    ※ 以前は「アドオン」メニューから直接アクセスできましたが、現在は「拡張機能」配下に移動しています
  3. 検索窓で「Search Analytics for Sheets」と検索し、表示されたアドオンをインストール

インストール完了後、「拡張機能」メニューに「Search Analytics for Sheets」が表示されれば準備完了です。

Search Analytics for Sheetsでのデータ取得方法

続いては実際にSearch Analytics for Sheetsを使ってデータを取得する方法を解説します。

基本的なデータ取得手順

  1. 「拡張機能」メニューから「Search Analytics for Sheets」→「Open サイドバー」を選択
  2. 右側に表示されるメニューで以下を設定:
    ・Verified Site:データを取得したいサイトを選択
    ・Group By:「Query(クエリ別)」または「Page(ページ別)」を選択
  3. 「Request Data」ボタンをクリックすると、新しいシートにデータが出力されます

以上の手順で、Search Consoleの全件データをスプレッドシートに取得できます。

主な設定オプション

Search Analytics for Sheetsでは、取得するデータの条件を細かく指定できます。主な設定項目は以下の通りです。

設定項目  内容
Data Range 取得するデータの期間を指定
Group By  クエリ別・ページ別・デバイス別など表示軸を変更
Filter By  特定のページやキーワードを含むデータのみ取得

これらの条件を組み合わせることで、目的に合ったデータを効率よく取得できます。それぞれの設定項目の詳細を見ていきましょう。

Data Range
「過去3ヶ月」「先月1ヶ月のみ」など期間を絞って取得することで、季節変動の把握や月次レポート作成に活用できます。

Group By
「Query」を選択するとどのキーワードで検索されているかをクエリ単位で確認でき、「Page」を選択するとどのページが評価されているかをURL単位で把握できます。また「Device」を選択すれば、PCとスマホで流入傾向がどう異なるかも確認できます。

Filter By
「Page」「equals」で特定のURLを指定すればそのページのデータのみを取得でき、「Query」「contains」で特定のキーワードを入力すればそのキーワードを含むクエリのデータだけに絞り込めます。分析したい対象が明確な時に活用すると、データの見通しがよくなります。

取得したデータの活用方法

データを取得したら、以下のような分析に活用できます。

①狙っていないのに評価されているクエリの発見
意図せず上位表示されているクエリを見つけることで、リライトや関連記事作成の優先度を判断できます。

②CTRが低いページの改善
表示回数は多いのにクリック率が低いページは、タイトルやディスクリプションの改善余地があります。順位とCTRをセットで見ることで改善ポイントが見えやすくなります。

③順位が10〜20位のキーワードの特定
いわゆる「2ページ目」に位置するキーワードは、少しの改善で1ページ目に上がれる可能性があります。全件データがあればこうした「もう一押し」なキーワードを漏れなく見つけられます。

よくあるエラーと対処法

ここではよくあるエラーとその対処法をお伝えしていきます。

「No data found」と表示される
Verified Siteで選択したサイトURLとSearch Consoleで登録しているURLの形式(http/https、末尾スラッシュの有無)が一致しているか確認してください。

データが途中で止まる・途中までしか取れない
Date Rangeを短くして分割取得してみてください。一度に取得する期間が長すぎるとタイムアウトすることがあります。

アドオンが表示されない
Googleアカウントの権限設定を確認してください。企業のGoogle Workspaceアカウントでは、管理者がアドオンの使用を制限している場合があります。

まとめ

Search Analytics for Sheetsを使えば、サーチコンソールの1,000件制限を突破して全件データをスプレッドシートに取得できます。プログラミング不要で導入できるため、マーケ担当者が自分でデータを取得・分析する環境を手軽に整えられます。

より多くのデータをもとに、SEO改善を加速させましょう。

関連記事:
・AIに引用されるコンテンツの作り方|GEO(生成エンジン最適化)とは
https://www.pignus.co.jp/column/geo/20302/
・サーチコンソールの使い方
https://www.pignus.co.jp/column/seo/5458/

監修者

Vice President of Search Marketing

坪昌史

1983年生まれ。筑波大学出身。
株式会社サイバーエージェントでSEOのR&D機関の立ち上げにエンジニアとして関わったのち、株式会社リクルートにて全社SEOの技術責任者として約5年間、様々なサービスのリニューアルやSEOの数値改善を行う。2017年に株式会社ヒトノテを立ち上げ、SEOを中心としたWEBマーケティング支援に従事。2024年10月にPIGNUSに入社。趣味はゴルフ、ダーツ。ダーツはプロ資格を取るべく奮闘中。

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